2021/08/11 18:52
今年も暑い季節が続いております。
夏季は日照時間も長いため、メダカ飼育を屋外で行っている場合は太陽の熱があたる時間が伸びがちです。
気温も上昇していき日中に太陽の日があたり続けると、煮えた湯のようになってしまいます。
日中に上昇した水温は下がりにくく、夜間を通じて高水温のまま維持されてしまいます。
メダカは水温40度でも生存する個体の報告もありますが、多くのメダカは高水温下では熱にやられ酸欠により死んでしまいます。
自然界のメダカの生息環境は複雑で葉や枝木が水に影をもたらし、水深の浅い深いの変化に富み、石や砂利や枯れ木などの隠れ家になるものがあり、メダカ自身が自ら環境を選ぶことができます。
しかし飼育下ではメダカに与えられた選択肢は限りあり、私たち飼育者が特に注意して世話をする必要が出てきます。
当店のメダカたちも、夏の酷暑は苦手なので飼育容器に日陰をつくって水温をあがらないよう気をつけています。
日陰はさまざまな方法で作れますが、当店ではすだれとホテイアオイを利用しています。
また不意の温度上昇や夏場の代謝促進による酸素需要の増加に対応するためエアレーションをしています。
これにより、日中の気温が35度以上になる日でも、日中と夜間の水温の両方を30度以下に抑えることができています。
夏場の高水温対策のご紹介でした。参考になれば幸いです。